“目からウロコ""の大人気授業、待望の書籍化!
ユニクロ、楽天、セブン‐イレブン等の企業、
今治タオルなどの物産品、幼稚園や大学などの社会施設……
様々な領域でブランド戦略を手掛ける佐藤可士和が、
2012年から慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で
行っている画期的な授業「未踏領域のデザイン戦略」を書籍化。
一見、デザインとは無縁な「健康」「平和」「防災」「幸福」など
抽象的なテーマに、どのようにデザイン的思考が反映されるのか?
全ての人が活用できる「デザインの力」とは?
「未踏領域」で学生たちが取り組む「デザイン」とは、
つまるところ「新しい視点の発見」にほかなりません。
それは万人に開かれた技術です。
(「おわりに」より)
浅い理解の時は、「こういう技術があるよ」ということがデザインだと思っていました。
しかし、そうではなく、「こういうことを考えたら面白いよ」というアプローチがデザインなのだ、と今回の受講でわかった気がします。
(第2章「学生たちの感想」より)
【目次より】
・「コミュニケーション」をデザインするとは?
・「デザイン」はよりよい日常へのツール
・大学の授業という「未踏領域」のデザイン
・ダメ出しはする、アイデアはいわない
・学生たちのプレゼン実例「防災」「オリンピック・パラリンピック」「キャンパスビルド」「強靭健康社会」「本当の平和」「無二の私の幸福」
・まず「自分事化」してみよう
・「右脳」と「左脳」のキャッチボール
・「もがき」はスキル向上の踏み台
・リーダーシップとフォロワーシップ
・パカーンと光が当たってコンセプトを発見する
・デザインとは「ビジョン」を設計すること
・「課題」→「コンセプト」→「ソリューション」
・「勘」と「感」を研ぎ澄ます
・「個人の感覚」を制御するな、むしろそこを掘れ
・経験値を高めて、多様な「視点」を獲得する