2020年を見据え再開発が進む東京。折りしも「平成」が終わろうとしている今、なぜか惹きつけられる猥雑でエネルギッシュな「昭和の風景」はわずかに残る程度になってきています。本書では、戦後その地で生き、様々な思いを込めてきた人々の生々しい声を収録し、ほかでは見る事ができない写真や資料も盛りだくさん。東京中を歩き回り、時に叱られ時に激励されながら、郷愁の街に潜入した前作『東京ノスタルジック百景』に続く、渾身のルポ。