農村に向かう若者たちの中で、農業への関心が広がり、就農に至るルートも多様化していることから、まずは農村に入って、農業の現場に触れながら就農に至っていくケースや、自分のやりたい農業を形にするために、生産条件が不利とされる中山間地域での就農を志すケースに注目した。田園回帰時代の新規就農アプローチとして、農村に定住し、就農に至るプロセスを明らかにした上で、彼らの存在を農村側が新たな担い手としてどのように受け止めていくべきかを考えた。