近くの書店で在庫を調べる
  • Author後藤繁雄 港千尋 深川雅文
  • Publisherフィルムアート社
  • ISBN9784845918157
  • Publish Date2019年3月

現代写真アート原論 / 「コンテンポラリーアートとしての写真」の進化形へ

インスタグラムの時代の現代写真アートとは何か?
デジタル化以降、「真」を写す=写真という従来の概念が大きな変化を見せるいま、現代アートとしての写真の新しい「原論」を提示する。
銀板を用いた撮影法により写真が誕生してから180年──いまや誰もがスマートフォンで日常的に簡単に「撮影」でき、それを加工し、インスタグラムをはじめとするSNSで世界中に発信でき、インターネット上には無数の写真データが存在する時代となった。デジタル化し遍在化した「写真」には大きなパラダイムシフトが起こっている。
グローバル資本主義のなかで流動化するコンテンポラリーアートの世界でも、「写真アート」は存在感を増し、一点数億円で落札されるプリントからインスタレーションやプロジェクション、ポストメディウムの作家まで、新しく多様な才能が活躍している。コンピュータ・サイエンスやネット・テクノロジーの大きな変化に晒される社会で、いかに一枚の写真がアートとしての価値を生成するのか──本書は「現代写真アート」の世界をめぐる羅針盤となるだろう。
写真そのもののメディアとしての起源を問い、写真の概念の再定義を試みるとともに、現代アートとしての写真の可能性を問う、待望の一冊。
《本書で言及される主なアーティスト》
トーマス・ルフ、シンディ・シャーマン、ジェフ・ウォール、ヴォルフガング・ティルマンス、ソフィ・カル、ロバート・フランク、ベッヒャー夫妻、ゲルハルト・リヒター、アウグスト・ザンダー、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、ジグマー・ポルケ、森村泰昌、カンディダ・へーファー、スティーブン・ショア、ロバート・メイプルソープ、アンセル・アダムズ、杉本博司、ホンマタカシ...etc

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 20世紀ファッションの文化史 / 時代をつくった10人
  • 美術史
  • 日本の色図鑑
  • 西洋美術史 / カラー版
  • ハーバードの自分を知る技術 / 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ
  • 本能寺の変88の謎
  • 日本民俗学
  • 日本人のしきたり / 正月行事、豆まき、大安吉日、厄年...に込められた知恵と心
  • 禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本
  • スタンフォードの自分を変える教室