「私が本書で論じてきた五人の作家たちの作品に、未来の批評家や読者がどんな評価を与えるかを予知するのは困難だ。しかしながら私にとっては、それぞれに極めて独特の世界を書いた五人が、日本のみならず世界中で記憶され読み継がれてゆくだろうと予測せずにいることも、また困難なのである」――源氏物語で日本と出会い、古典文学を愛する一方、同時代文学の証言者たらんとして現役作家たちと交際してきたドナルド・キーン。その長い年月でももっとも深く人生を交えた五人の作家とその作品への思いを綴った追憶の書。緊急追悼出版。
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