離婚した父親の家への、月にいちどの訪問。きびしくてたくましい弁護士のパパ。なんでも知ってるおじいちゃん。ママと思いえがく、理想のキッチンテーブル。亡くなったパパの幽霊(みたいなもの)。これから母親が結婚する相手との「採用面接」。生まれてはじめて会う祖父とのキャンプ――いちばん近くていちばん知らない、「家族」のこと。 ニューベリー賞受賞作家アヴィが、さまざまな「家族」をえがきだす7つの短編集。