戦後、南氷洋捕鯨に従事し、以来極洋へ挑むこと21回。漁業生産、調査の現場を駆けめぐりながら海上を主たる生活の場としてきた著者が、クジラ、イルカ、シャチ、アザラシ、ペンギンそしてオキアミなどの海の主役たちを通して限りある資源を今後われわれがどう活かすべきかを問いかける。