• 著者かこ さとし

からすのおかしやさん

からすのまち、いずみがもりには、からすのパンやさんがあります。 とうさんからすとかあさんからすが毎日せっせとパンを焼き、チョコちゃん、リンゴちゃん、レモンちゃん、オモチちゃんの四羽の子どもたちがお店でパンを売っています。子どもたちもすっかり大きく育ち、今ではチョコくん、オモチくんは立派なカラスの若者に、リンゴさん、レモンさんはきれいなからすの娘になりました。

ある日、山形のおじさんのお見舞いに出かけるために、とうさんとかあさんは四羽に留守をまかせます。番長格のチョコくんは、せっかく留守を任されたんだからと、いつもとうさんがやっているように小麦粉と水をまぜて生地を作り、いろんな形を作ってかまどに入れて焼き・・・たくさんのクッキーが焼き上がります。パンを買いにやってきた、しいのきばやしの元気なミミちゃんがさっそくかじると、どうも味はいまひとつ。 そこでお菓子作りが大好きなミミちゃんは、チョコくんたちを手伝ってお菓子作りを始めます。 さあそこから、からすのおかしやさんの大ブレイクが始まります!

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