「三時間待ちの三分間診療」と批判されながらも根強い信仰を集めているのが大学病院。年間八千人の医師が生まれるにもかかわらずその世界は閉ざされたままだ。健康と命を支える、診療・教育・研究の三位一体の原点は守られているのか-揺れ動く現状と抱える問題にするどくメスを入れる。