議会・議員は住民の「代表」として何をなすべきかという立ち位置を、自治体議会の取扱を通じて客観的に捉え、自治体議会をとりまく首長、議会運営、政策、財政、住民自治等について、現実と理想のギャップ、本音と建前の乖離を具体的に分析し、二元代表制の枠を超えて自治体議会の本来の意義を解説する。
議会と首長・議会と運営・議会と人間という3部構成で、二元代表制や議員提案条例、政策、財政、議会事務局との関係、住民自治等の各テーマについて解説する。 制度や運用の表面的な解説ではなく、各個別テーマにおける現実のあり様について、政治学的・行政学的視点から解説し、これまで一般的に議会が二元代表制として捉えられてきた概念を越えて「討議広場代表制」という新しい概念を打ち出している。