本書は、経営組織の多面的構造を明らかにしつつその成立・発展・現状を資本・組織の論理と人間性・民主主義の論理との対抗関係において分析・把握する。官僚制、ガバナンス、組織間関係、経営戦略、国際化、組織文化、情報化、CSRなどの主要問題を解明することによって、現代経営組織の存在の正当性を問うと同時に、組織と人間の共生の条件を問題提起する意欲的労作。