星占いの起源と歴史を知っていますか?私たちの古代・中世イメージを覆す、科学としての占星術とそのグローバルな伝播の実際に迫る!紀元前8世紀のバビロニアを起源とする占星術は、ギリシアを経てインド・中国へと伝播、平安時代には「宿曜道」として遠く日本にまで伝えられた。未来を予知する学問として体系化された占星術は、天文学や暦の成立とも結びついた、まさに最先端の科学であり、だからこそ世界中に伝えられたのである。占星術の歴史的な意義を見つめ、広大なスケールで文化の交流を描く。