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  • 著者長南政義
  • 出版社作品社
  • ISBN9784861827525
  • 発行2019年6月

児玉源太郎

台湾統治を軌道に乗せ、日露戦争を勝利に導いた“窮境に勝機を識る”名将の実像を、防衛省防衛研究所、防衛大学校で児玉を講義した明治軍事史の専門家が、軍事学的視点と新史料「児玉源太郎関係文書」を初めて使用し描き出す。
日露戦争の作戦を指導した男の虚像と実像を暴く。新史料で通説を覆す決定版評伝!
「児玉源太郎関係文書」を使用した初の評伝!
 
・児玉は二〇三高地で何をやったのか?
・児玉の用兵思想とは?
・児玉は天才的戦術家だったのか?
・統帥権改革の真相は?
・児玉が台湾統治で用いた「油さし政治」とは?
二〇三高地攻略戦を指導し、日露戦争を勝利に導いた男・児玉源太郎。だが、児玉は戦争・作戦指導のみならず、軍事行政、軍制改革、軍隊教育、植民地統治でも成功を収めた。さらに、児玉には「平時の予言的改革者」としての側面もあった。これまでにも児玉の評伝は複数刊行されているが、近年になり公開された「児玉源太郎関係文書」を含む児玉関係史料を網羅的に収集することで、新たな事実が発見され通説を修正する必要が出てきた。本書は多面的才能を持つ児玉の生涯を、新史料を駆使し、軍事学・戦史的視点を中心に描いた、児玉評伝の決定版である。

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