• 著者柴田愛子
  • 出版社ひかりのくに
  • ISBN9784564609282
  • 発行2019年7月

柴田愛子先生の保育のコミュ力

「はじめに」より
 日頃、皆さんは子どもとどうやってコミュニケーションを取っているでしょうか。赤ちゃんは泣くだけ。もともと人間は言葉を持って生まれてきません。ですから、泣き方や顔色、様子で思いを察することしかできません。(中略)子どもの思いをくみ取って、心のコミュニケーションを取っていくのが保育といっても過言ではないでしょう。
 同僚や保護者とのコミュニケーションはどうでしょう?
 子どもとは違って言葉も文字も使えるから関係はスムーズにいくかというと、そうもいきません。命を預かる、預けるという大事な関係にあって、事務連絡だけではうまくいくはずがありません。その人の声、話し方、表情などを通して、メッセージは発信されています。子どもと同じですね。相手の話に耳を澄ます、自分の気持ちを発信する…。お互いのやり取りを通してこそ信頼関係が育っていくのですから手間も時間もかかります。残念ながら関わりなくして関係は生まれません。本書をコミュニケーションのきっかけに、一歩前に踏み出すためのヒントにしていただけたらうれしいです!(柴田愛子)

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