「何を調べどう考えたらよいか?」
経験から身に付く暗黙知を伝授!
<本書の特徴>
●「若手弁護士から寄せられる質問や法律相談に応えてきたベテラン弁護士」と「次々と初めての仕事・様々な疑問にぶつかり、自ら調べ考えて弁護士業務に習熟してきた中堅弁護士」の経験を一冊に集約。
●1「若手弁護士が簡単に調べにくい問題」2「本を読んだだけでは不安に思う問題」3「あまり本に書かれていない問題」をテーマに事例を収集し、個別の事例を可能な限り一般化しつつも、ありきたりな説明に終わらないよう有益な情報を盛り込んだ、執筆者の経験知の結晶。
●各章の冒頭に「定番文献」案内を置くとともに、個別のQについても役立つ文献を参照できるようインデックス情報を提示。
<本書の利用法 ~「はしがき」より~>
●執筆者の経験に基づいて、「~することも考えられます」等の表現を用いて、活字にしにくい事柄についても、一応の解答を掲載しています。読者は、このタイプの問題については、本書の解答も鵜呑みにすることなく、事案に応じて自ら更に調べ、考え、ケースによっては、自己の弁護士としての哲学はいかにあるべきかなど思索して具体的な意思決定をするようにしてください。
●本書の目次自体は通常の法律相談Q&A集になっていますが、是非、キーワード索引から利用してください。「弁護士倫理」は言うまでもなく最多索引項目ですが、「依頼者」、「破産申立て」、「生活保護」、「健康保険」など、その切り口ごとに、読む人が設定する視点によっていくつもの、いわばマイ「○○のQ&A集」を切り出すことができるように索引を作ってあります。また、「遠隔地」、「非協力」、「住所秘匿」、「行方不明」、「軽自動車」、「刑事責任の予告」等々疑問を生じる際に遭遇しやすいキーワードを抽出するように努めていますので、法律概念に囚われないユニークな索引になっていると思います。
<索引キーワード(一部抜粋)>
預り金、遺骨、依頼者、遠隔地、期限の利益、金融機関、刑事事件の予告、軽自動車、健康保険、公示送達、子ども、債権者一覧表、債務名義、示談、辞任、(関係者の)死亡、住所秘匿、住宅ローン、障がい(者)、消滅時効、情報収集、職務上請求、所有権留保、事件の終了、生活保護、相殺、相続人、相続放棄、訴訟追行、退職金、DV、同時廃止、特別代理人、任意整理、能力の問題、初めての個人再生、非協力、非免責債権、病院、不都合な事実、プライバシー、弁倫(弁護士倫理)、郵便、行方不明、養育費、予納金、利益相反、離婚調停・訴訟、浪費、和解条項 ……など