• Author李栄汝
  • Publisher三一書房
  • ISBN9784380130045
  • Publish Date2013年5月

若紫の無窮花

在日の女たち。一世、二世、三世の、それぞれの痛みと哀しみのつづれ織り。
「済州島には二度と行きたくない…」
「これまでのようにしか生きられへん」
「男の子でなくてごめん…」
ほとり――。
記憶を掘り起し、原石をたどれば、同じ光が放射されるだろう。
若紫、限りなく桃色に近い紫色。泉美の家に咲く無窮花の色だ。
無窮花は韓国の国花――。
散るときはひっそりと、つぼみを閉じて、ほとり――と、落ちる。

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 「本当」を見抜く眼力
  • アドラー心理学入門 / よりよい人間関係のために
  • かんさい絵ことば辞典
  • 鬼畜の家
  • 「ひとりっ子長女」の本
  • お家賃ですけど
  • リバース
  • 韓国まんぷくスクラップ
  • ハリガネムシ
  • 蔭の棲みか