友だちも、遊びも、学びも
「つくるたのしみ」を通してはぐくめる
本書は子ども向けビジュアル・プログラミングソフト「Scratch (スクラッチ)」を題材とした学習書です。
ゲーム、アバター、クイズなどのプログラムを作りながら「ものづくりの楽しさ」を学ぶことができます。
■本書で扱う「Scratch」とは?
米MITメディアラボが開発した、子ども向けプログラミング学習ソフトが「Scratch(スクラッチ)」です。
子供向け教材として世界で最もユーザー数が多く、日本でも「2020年のプログラミング教育必修化」へ向けて試験的に小学校で使われてきたほか、私塾ではメインの教材として活用されています。
2019年1月、バージョン3.0へとアップデートされ、タブレットに対応するなどして、より使いやすくなりました。
本書はバージョン2.0対応の既刊を改訂し、3.0に対応させた最新版となりますので安心してご利用いただけます。
■執筆陣について
著者は、全国160か所以上の拠点で子どもたちにプログラミングを教えている「CoderDojo(コーダー道場)」のメンターの方々です。
CoderDojoは日本で最も拠点数の多い私塾として知られ、小学校の教員や教育熱心な親御さんたちの相談窓口にもなっています。
豊富な指導経験を持つ、メンターたちがわかりやすくScratchプログラミングを教えます。
■小学生以上対象
本書の読者は小学校3年生ぐらいを想定していますが、総ルビなので1年生でも読めます。
手順どおりに手を動かしていけば、簡単なゲームを作れるという内容ですので、低学年から楽しんで学習していただけます。
■ダウンロード素材を提供
プログラム作りに必要なキャラクター素材は、無償でダウンロードできます!
「Creative Commons 表示 - 非営利 4.0 国際(CC BY-NC 4.0)」にもとづき公開しますので、ライセンス条件に従い、Scratchで共有・リミックスしてお楽しみください。
■おとなの皆さんへ
お子さんと一緒にScratchを学びながら、お近くの道場に足を運んでみてください。
巻頭・巻末には、CoderDojo Japanの取り組み、全国の道場、参加法、道場の作り方を紹介しています。
プログラミング学習を通した地域のコミュニティ作りにも、本書をきっかけにぜひ体験してみてください!