日常のなかでふと覚える違和感。
恐怖と笑いが紙一重で同居するエッセイ集。
小さな子供と大きな犬が遊んでいるのを見るのがこわい。
自分以外の全員は実は……という状況がこわい。
「よそんち」の不思議なルールがこわい。
赤ちゃんを手渡されると、何をするかわからない自分がこわい……。
ユーモア満載で可笑しいのに、笑った後でその可笑しさの意味に気がついたとき、ふと背筋が寒くなる。そんな42の瞬間を集めた、エッセイ集。
第33回講談社エッセイ賞受賞作。
ぜひ、カバーを触ってみてください! 本当に「鳥肌が」立ってます。
解説:福澤徹三