「藤谷さん、あのひとのこと、好きですか」嵐のような心の場所-。必死に尋ねた朱音が耳にしたのは、天才・藤谷からの思いがけない答えだった。その朱音の前に『オーヴァークローム』の真崎桐哉が現れ、告げる。「泣いてるんだろ。だったら、俺と来い」初のテレビ出演に臨む『テン・ブランク』へ襲いかかる数々の障害。尚のギターが折られ、そして朱音にも…。誰が、何のために。