「-私は、伽羅王の術力を奪うつもりだ」炎将による、最後の戦いが幕をあける。十月。"印坐"の殺戮から半月。亮介は右腕がちぎれる幻をみた。その直後、文化祭やアルバイトと忙しい生活をすごす術者たちに、『不滅の王』についての謎のメールが届く。一方、炎将のもとには彼を慕う不登校の少女、春名子が辿りつく。春名子の奇妙で優しい日々。しかし、それが亮介と出会った時に…。