●これ一冊で、必要な知識が身に付く!
妊娠中・授乳中の患者は、胎児・乳児への影響を恐れて、安全が確立されている薬や、母体の疾患・症状をコントロールするうえで服用を続けるほうが望ましい薬まで、一律にやめようと考えてしまいがち。薬剤師が服薬の可否を適切に理解し、患者が必要な薬物治療を受けながら安全に妊娠・授乳を継続できるようサポートすることは欠かせません。
そこで本書は、妊婦・授乳婦の服薬の可否を検討するうえで必要な知識や患者対応の仕方を身に付けられる実践ガイドとして作成しました。まず冒頭で妊娠・授乳の基礎知識や、服薬が胎児・乳児に及ぼすリスクの評価、妊婦・授乳婦の服薬に関する情報の調べ方を丁寧に解説。さらに、ケーススタディ形式で頻用薬を取り上げ、服薬の可否判断の考え方や根拠をわかりやすく示しました。
妊婦・授乳婦のよくある相談と回答例を示したQ&A集も充実。必要な内容がコンパクトにまとまっているので、服薬指導時や知識のアップデート、さらに、これから学ぼうとする方の最初のテキストとしてもお勧めです。