絵本や童話の世界は、甘く、綺麗なだけではない。豊かな、生きたイメージの宝庫である。物質的には恵まれながら、一方ではこころを病む現代人の、なつかしい「こころの故郷」をそぞろ歩き、楽しみながら、その深層心理を探る。