自然豊かな平和国家として名高い中米の楽園、コスタリカ。本書は同国を代表する現代詩人の一人が編んだアンソロジーである。ダリーオの影響色濃いモデルニスモの詩に始まり、フェミニズムやディスコミュニケーションなど、多様な主題と格闘する今日の作品にまで至る、かの国の詩人たちが印してきた詩の百年の軌跡をたどる。