1912年、処女航海中の豪華客船タイタニック号は氷山に激突、厳寒の大西洋に沈んだ。そして1985年、海面下4000メートル、著者ロバート・D・バラードの探査艇のモニターに、この悲劇の船は再び姿を現わした。水深4000メートルに潜むタイタニック号の甲板に、最新技術の粋を集めた潜水艇がおりたち、合計11回に及ぶ海底探査が、タイタニック号の運命の一夜を、あますところなく再現する。あの晩、タイタニック号に何が起こったのか?伝説の船をとりまく謎が、今、解かれようとしている。発見・探険の全記録。