• 著者伊集院静
  • 出版社角川書店
  • ISBN9784041973059
  • 発行2000年8月

犬が西向きゃ尾は東

正月の打ち初めから、大晦日まで、仕事をしていてもいつも気はそぞろ、「苦あれば大苦あり」という格言を胸に、全国のギャンブル場へ向かう。ギャンブルこそが、子供にはわからない、大人だけしか経験できない楽しみなのではないか。時に、ユーモアを交え、酔いどれの姿をさらしながら、"ぐうたら作家"は今日も行く。火のごとく熱くなって遊ぶ-。この日々が、苦みのある自らの旬の季節であったと回想する著者の、すさまじくもうらやましい一年を書いたギャンブル・エッセイ集。

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