• 著者奥田珠紀
  • 出版社風雲舎
  • ISBN9784938939953
  • 発行2019年6月

宇宙人タマの「魔法の教室」

"宇宙人タマの「魔法の教室」
……あのね、
だれだって心の奥に
「内なる小さな私」がいるんだよ。
奥田珠紀(「魔法の教室」校長)著
「小さな私」に会いに行こう!
自分の中の二人
自分の中に「ウハネ」と「ウニヒピリ」という二人がいます。
「ウハネ」は、しっかり者のお母さん。
「ウニヒピリ」は「内なる小さな私」
こう言い換えることもできます。
しっかり者のお母さんは「顕在意識」
「内なる小さな私」は「潜在意識」
「こう言い換えるだけで、タマの頭の中でイメージがどんどん膨らみ
ました。この親子が、あるとき仲良しだったり、しばらくすると喧嘩
したり、自分の中で、さまざまなドラマを繰り広げているのです」
(本文より)
著者タマは、ウニヒピリ(潜在意識)の塊、のような子でした。
好きなように、思うがままに生きていました。
幼少期は、「宇宙のお母さん」とお話ししたり、精霊、動物や物と
会話する“宇宙人のような子""でした。小・中・高は、世間の常識
や規則になじめず、""ヘンな子“呼ばわりされていました。なんで
勉強しなければいけないのか、まったくわからなかったのです。
だから、美術のみ「5」。ほかの教科すべて“赤点王“でした。
でも大人になるにつれて、ウニヒピリのタマはどうにも生きづら
さを感じます。介護など福祉の仕事でようやく「生きている自分」
を見出した時期もあります。常識や社会のルールを超えた、本質と
本能がぶつかり合う場では、ウニヒピリがパワーを発揮するからで
しょう。
……困った
本当に困ったのは、結婚して子供が生まれてから。
4児の母。二人の障がい児。
病院、施設、学校、市役所、世間さま――賢い母を目指すものの、
タマは“本来の自分ではない生き方“にどうしても違和感が付きま
とうのです。どうしてこうなんだろう……?
「タマはコンプレックスの塊でした。学歴がない、資格もない、
結婚はバツがついているし、目をひくような美人でもない。
育児も家事も、自慢できるようなレベルではない。ないない
だらけでした。それでも

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