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  • 著者滝澤恭平
  • 出版社木楽舎
  • ISBN9784863241305
  • 発行2019年6月

ハビタ・ランドスケープ

まちづくりの探求者が人の棲む風景を味読すると、風土の実相が鮮やかに見えてきた。
―東京工業大学名誉教授 中村良夫( 景観学者)
日常にある風景の断片に潜む、思いもよらぬ物語と出会う瞬間がある。
人が棲むために土地と関わり、自然と人為の相互作用の中で生まれてきた風景のなかで、我々はどのようにその地域を棲みこなしてきたのだろうか。
本書は日本37箇所の地域を歩き、様々な場所の声を感じながら、生物の生息環境である「ハビタット」(habitat) と、人間が生息するランドスケープ(landscape)を紡ぎだす物語である。
人間は風景のうちに棲み、風景をまた作り上げる存在である。人間と環境の相互関係により生み出された風景のあり方に「ハビタ・ランドスケープ」という名前を与えてみた。それは、生物の生息環境である「ハビタット」(habitat)という生態学の用語と、風景や土地を示す「ランドスケープ」(landscape)という言葉を合わせた私の造語である。(中略)では、人間という種は、どのようなランドスケープに棲み、どのようにランドスケープを棲みこなしているのだろうか。 ーー本文より

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