『万葉集』は、一般に知られているような「おおらかで牧歌的」な文学作品ではなかった!
本書は、新元号「令和」の典拠となった謎多き『万葉集』の真実の姿に迫る1冊。「『梅花の宴』をめぐる序文に込められた本当のメッセージとは何だったのか?」など、巧妙に仕組まれたからくりを、一つひとつ解きほぐし、その謎の真相に迫っていく。
「『万葉の時代』は、素直で正直な人間が次々と殺されていく、暗黒の時代だった。正義感が強く、能力を持った人間が、命を狙われる悲しい時代であった。その、虚しい時代の最後に、『良いことがいっぱいありますように』と願いを込めた『万葉集』の本当の意味を、われわれは正しく汲み取らねばなるまい」(本書「おわりに」より抜粋)
なぜ「万葉集」は古代史の真相を封印したのか』を改題し、再編集。