堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ──。昭和20年3月某日、平穏だった日々は一変する。日本兵の隠れ場を狙い撃った米軍の襲撃。多くの仲間を失った長い1日を生き延びた田丸らは、再び日常を取り戻すべく、立て直しを図る。そして迎えた同年8月15日。日本という“国"は戦争を終えた。では、ペリリュー島で生き残った兵士の“戦争"は──!? 来るはずのない反攻の日。その日を待ちながら、生きる。戦場で過ごした若者たちの“青春"──真実の記録。2019年7月刊