一九六一年の初対談「美について」から三島事件を俎上に載せた「歴史について」、そして七六年の大作『本居宣長』をめぐる対論まで、全五回の対話を網羅する。濃密な対話が描き出す「批評」という精神のドラマ。文庫オリジナル。 〈解説〉平山周吉