文化芸術について文化経済学、文化経営学の観点からの研究はすでに1990年代から始まっていた。 しかし政策学からの研究はようやく2000年前後からである。 本書は、これから文化政策学を学ぶ方はもちろん、「文化政策学」の全容を整理し直そうとする研究者にとっても必読の1冊。 入門書でありながら、我が国文化政策の現実態を水平把握し論点を整理、“実学”視点から体系化を試みた、著者の集大成である。