「古池や蛙飛び込む水の音」俳句という小さな器を通して、日本の風土と人間の心情を切実にとらえた松尾芭蕉。蕉風と呼ばれる芸術性の高い俳句を確立し、現代俳句の源を築いた。俳道一筋に生き、新しい芸境を拓いたその生涯から不朽の名句200を厳選。1ページに1句、口語訳と解説とともに、漂白と思郷の詩人・芭蕉のエッセンスが味わえる。「昨日の我に飽くべし」などの名言抄、年譜、初句・季語索引を付す、芭蕉入門の必携書!