現代社会に全力で介入したメッセージ性の強い作品を生みだす日本代表のアート集団、Chim↑Pom(チン↑ポム)の最新作品集を刊行致します。 Chim↑Pomの作品は、ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館のパブリックコレクションに収蔵が決まるなど、国際的なアートシーンでの活動や認知がますます広がっています。 本書は、Chim↑Pom自身による詳細な解説を付し、14年に及ぶ活動を網羅した集大成です。最初期からの作品から最新作まで全292ページにまとめた読み応えのある作品集となっております。 作品の寄稿者は、会田誠、ホウ・ハンルー、椹木野衣、窪田研二、キティ・スコット、ジェイソン・ウェイト、阿部謙一の総勢7名。いずれも国内外の第一線のアーティスト、美術評論家、キュレーターで豪華な執筆陣を迎えています。このダイバーシティに富む布陣や評論の充実も見所です。 本書のデザインにも工夫を凝らし、今注目のブック・デザイナー、セプテンバー・カウボーイの吉岡秀典が担当しています。本の表紙には、ワックスで紙を溶かす特殊な加工を用い、裏にプリントされているデザインを浮かび上がらせる手法が取られています。収録されている作品のみならず、本自体のアート性も高い仕上がりになっています。また、海外でも同時発売のため、日英バイリンガルで表記しています。