片山真理は9歳で両足を切断し、以後、手縫いの作品や自身で装飾を施した義足を使用したセルフポートレートやインスタレーションを制作しています。幼少期に抱いた「“普通"に溶け込みたい」という葛藤から始まり、作品を通して「自分は何者か?」という問いを可視化し、アイデンティティと身体性を問いかけ続けている注目のアーティストです。 『Gift』は片山が2005年にデビューしてから10年以上制作しつづけてきたオブジェやセルフポートレートから最新作まで収録し、 彼女のアーティストとしての成長をクロニクルに見せる一冊で片山の初の作品集となります。