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  • 著者齋尾恭子/著 斎尾恭子/著
  • 出版社農山漁村文化協会
  • ISBN9784540983252
  • 発行2000年-1月

農業のおくりもの : 広がる利用

おくれて仲間入りした人類も、生態系の一員であることには変わりはありません。農業はこの生態系の中で、農作物・家畜・発酵菌などを味方につけて、発展してきました。おかげで人類は今では、地球上のいたるところで農業を営み、豊かな生活を楽しむことができるようになりました。農業は人類を地球の生態系に結びつける太いパイプだったのです。でもその農業も、最近は人口の急増を支えるため、環境破壊に加担しているのではないかと心配されています。農業が方向を誤ると、人類は地球の生物仲間を敵にまわし、自らをも破滅させる結果になりかねません。農業は人類だけでなく、地球上のすべての生物の存亡にかかわりをもつ「生命の営み」だからです。このシリーズでは、こうした広い視点で農業を考えなおしてみました。みなさん一人一人が農業について考える参考に。

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