大正十一年、社交の殿堂として丸の内に創業。結婚式やパーティ、記者会見などで訪れる人々の数だけ物語を紡いできた。震災や空襲、GHQの接収などの荒波を経て、激動の昭和を見続けた建物の物語。デビュー15周年。著者が初めて挑戦した感動の大河小説です。