虚数ははたして虚しい数なのでしょうか。いえいえ、空虚どころか、「これほど脳細胞を刺激するオモシロイ数はほかにはない」と数学者はいいます。事実、この奇妙で重要な数は、数学を大きく発展させたのです。数学というの舞台で、人間の創り出した想像上の数iは、どのように脚光を浴びたのでしょう。こそすべてです。本書は、熱烈にその姿を追い求めます。想像の翼をはばたかせ、知のミラクル・ワールドで、しばし実りの時を過ごしてみませんか。