祖父仙之助が封印した谺一刀流の秘密とは?
はたして“秘剣”とは?
祖父はいずこに居るのか? なぜ谺一刀流を封印した?
父母はなぜ自害したのか? 祖父への文はなんのため? 寒九郎の命を狙うのは誰?
津軽藩士の父は切腹、母は後追い。鹿取寒九郎は藩から追われ単身、江戸へ。
叔母が嫁いだ旗本三百石・武田作之介の許で、少年寒九郎の孤独の闘いが始まった。
まだ見ぬ祖父仙之助はなぜに谺一刀流を封印したのか?
父母はなぜ自害したのか? その父から祖父への文はなんのためか? 祖父はいまどこに?
なぜ十五歳の寒九郎が謎の侍たちに何度も命を狙われるのか……?
◆ 著者について
森 詠 もり・えい
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。
東京外国語大学卒。主な著作に『振り返れば、風』『燃える波濤』『雨はいつまで降り続く』『夏の旅人』『冬の翼』、戦争小説『日本朝鮮戦争』、
警察小説『横浜狼犬』『清算』、青春小説『オサムの朝』『少年記オサム14歳』『那珂川青春記』『日に新たなり』『はるか青春』『パートナー』等がある。
歴史時代小説『七人の弁慶』や『坂東三国志』も書いている。
本書は既刊の「忘れ草秘剣帖シリーズ」「剣客相談人シリーズ」(全23巻)とは趣きを新たにした、第3シリーズの第2弾。
◆ 好評既刊
剣客相談人 全 23 巻
忘れ草秘剣帖 全 4 巻
( いずれも二見時代小説文庫 )