「すべての人は哲学者である」生活の場で地に足をつけ、そこにある問題と向き合い、深く広く考え抜くことで、よりよく生きる力を支える哲学の実践=「哲学すること」のために──。哲学とは、哲学者の専有物ではなく、すべての人が自らの生活の場に根ざして、世界と自分を批判的吟味の俎上にのせる知的営みでなければならない。「生きる場と哲学の結合」を謳い、在野の実践を続けてきた哲学学校によるユニークな哲学入門書。花崎皋平、大越愛子、田畑稔ほか17講義を収録。