• Author長沢節
  • Publisher草思社
  • ISBN9784794224101
  • Publish Date2019年8月

弱いから、好き。

「男が強く頼もしいのではなく、孤独で弱い男性の優しさ、それこそが現代の新しい男性像ではないか。
『あの人、弱いからキレイ』『あの人、弱いから好き』『あの人、弱いからセクシー』というのが私の三段論法である。
弱さが美しいのは、まるで男性だけの特権とでもいっているみたいだが、それは女性に於いても弱さは素晴らしいわけで、
私にとって『弱いものはすべてセクシーである』というのはホンネなのだ」(本書より)。
男と女の役割を超えたところに自由で美しい生き方がある。
セツ・モードセミナー創設者・長沢節先生の名エッセイ、待望の復刻版!
<目次より>
新しい男と女。
 映画にみる新しい男たち 
 世界中、みんなみなしご 
 女のダンディスム 
男の優しさ。
 乞食とバカとチンピラ 
 一箱の青いタバコ 
 弱いから、好き
映画の中のダンディスム。
 「暗殺の森」のピエール・クレマンティ 
 「眺めのいい部屋」のダニエル・デイ・ルイス 
 「ハッピー’49」のスヴェトザール・ツヴェトコヴィッチ 
セクシーさの定義。
 愛の衣装 
 モンローウォークはセクシーか 
 恥ずかしさ、の美学 
 一見セクシーにみえない痩せた人の魅力 
 かくし化粧 
こだわりファッション学。
 優しいヘア 
 肩パッド物語 
 ナルシシスムかもしれないが 
 シンプルへの二つのアプローチ 
ちょっと苦い話。
 ケチが美しい 
 音楽づけはイヤ 
 醜い花 
 男のホテル 
 ヴェルニサージュ 
暮しの美学。
 エレガントな朝 
 五階のジャングル 
 プライバシーの内と外 
 小さいパーティ 
 パリのお招ばれ 
 マチスの絵を飾らないわけ 
気ままな一人旅。
 マジョルカ島にて 
 ローマが好き 
 バカンスはヴィルフランシュ
文庫版に寄せて
アデュー、そしてボンジュール。
  ――内川 瞳(イラストレーター)

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