• Authorアニー・ローリー 上原裕美子
  • Publisherみすず書房
  • ISBN9784622088448
  • Publish Date2019年10月

みんなにお金を配ったら / ベーシックインカムは世界でどのように議論されているか?

「ユニバーサル・ベーシックインカムについての最良の研究だ」
ローレンス・サマーズ(ハーヴァード大学教授)
フィナンシャルタイムズ「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」候補
「想像してみてほしい。銀行口座への入金で、毎月お金が届けられる。それで生活は維持できるが、あくまでぎりぎりという金額だ…[この]シンプルで、ラディカルで、エレガントな提案には名前がある。ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)だ。…ここ数年ほどは、[この提案は]驚くほどの存在感をもち始め、一部ではほぼ現実の話として語られるようになった…わたしはUBIについて知れば知るほど、夢中になる気持ちを抑えられなくなった。UBIは現代の経済と政治について実に興味深い問いを投げかけるからだ。インドの経済学者と、シリコンバレーのテクノロジー企業を牛耳る者が同じことを望むなど、ありえるのだろうか。1日60セントで暮らすケニアの村人たちに適した政策が、スイスで最も裕福な州の市民にも等しく適しているなど、そんなことがあるだろうか。本書は、このような問いに答えを出したいという思いで執筆を決意したものだ」(はじめに)
インド僻村の農民、
ホームレス・シェルターの失業者、
シリコンバレーのテクノロジー投資家、
ファストフードで働くシングルマザー、
賛否両論の政治家から経済学者まで――
世界の多様な人々を取材し、その可能性と問題点を報告。

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