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  • 著者小野寺史宜
  • 出版社講談社
  • ISBN9784065170212
  • 発行2019年9月

人と人はつながっている。
たとえ、どこの誰だか知らなくても。
2019年本屋大賞第2位『ひと』の俊英、会心作!
「親御さんと、こう、親しすぎるんじゃないかと」
室屋忠仁、38歳。少年サッカークラブでコーチのボランティアをしていたが。
「こんなふうになるからもう無理だってこと」
春日真波、28歳。デート中、鈍い彼氏にきつくあたってしまったら。
「おれなら土下座だってしますけどね」
田村洋造、52歳。25歳の息子が女子高校生と付き合い、その父親に呼び出されて。
「何とかするよ。百万で、いいかな?」
国崎友恵、52歳。息子の就職の口利きのため、お金が必要に。
人は人を傷つける。けれど、予期せぬ「縁」がそれを救うこともある。
地味だからこそ心にしみて、ホッとする。
疲れたときこそ読んでほしい、あたたかな読後感!

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