• Author自保ジャーナル

自保ジャーナル No.2039 2019.6.13

①1級1号遷延性意識障害を残す14歳女子の将来介護費を母67歳以降は施設介護も視野に日額1万3000円で認め、センサス男女計前年齢平均を基礎収入に逸失利益を認定した 神戸地裁伊丹支部 平成30年11月27日判決  ②37歳男子3級主張の高次脳機能障害は意識障害及び画像所見等認められず否認し、外傷性頚部腰部症候群等の14級後遺障害を認定した 静岡地裁 平成30年10月12日判決 ③女子原告主張の12級低髄液圧症候群は髄液漏出等の画像所見認められないと発症を否認し、後遺障害の残存も否認した 名古屋地裁 平成30年11月28日判決 ④軽貨物車を運転停止中、被告乗用車に追突された原告の3年9ヶ月後に後遺障害診断されたCRPSを否認し約6ヶ月での症状固定を認め、後遺障害の残存を否認した 大阪地裁 平成30年11月27日判決 ⑤自賠責非該当も22歳男子消防士の左膝神経症状は職務にえいきょうがあるとして14級9号後遺障害を認定した 京都地裁 芸西30年11月12日判決 ⑥自賠責14級認定も右肩可動域制限から11級主張の54歳男子の後遺障害を右肩甲部、腰部痛等の併合12級と認定した 東京地裁 平成30年11月20日判決 ⑦60歳有識主婦の8級後遺障害逸失利益をセンサス女性学歴計全年齢平均の85%を基礎収入に14年間27%の労働能力喪失で認定した 金沢地裁 平成30年9月26日判決 ⑧追突された21歳男子は既往の腰椎椎間板ヘルニアの手術適応があると診断されていた等から治療経過等に影響を与えたと3割の訴因減額を適用した 名古屋地裁 平成30年11月14日判決 ⑨丁字路交差点を横断歩行中に被告乗用車に衝突された73歳男子原告は左右不確認で横断歩道外を横断したとして15%の過失を認定した 名古屋地裁 平成30年11月14日判決 ⑩駐車場内で交代乗用車に衝突されたX乗用車は衝突回避措置をとらないまま前進を続けたと3割の過失を認定した 横浜地裁 平成30年11月21日判決 ⑪原告観光バスの休車損害は新規車両の導入により原告者の稼働率は導入以前よりも低下したと実休車日数うに事故前平均稼働率を乗じ、さらに0.4を乗じた27日を休車日数と認定した 横浜地裁 平成30年11月26日判決 ⑫保険代理店役員X所有建物の火災はトルエンを助燃材とした放火と認め、建物のカギはX夫婦しか所持していない等からXらの放火と推認して保険金請求を棄却した 東京高裁 平成29年12月21日判決

>> 続きを表示