①高速道路で追突された33歳女子のPTSD主張を非器質性精神障害14級として10年間7%労働能力喪失等認め4割の素因減額を適用した ②3級3号高次脳機能障害を残す78歳男子の近親者付添介護費を介護施設入所までの通算2,087日分、日額4,000円で認めた ③起立性頭痛等なくブラッドパッチによる症状改善も不十分と7級主張の脳脊髄液減少症を否認、後遺障害の残存も認められないとした ④追突された32歳男子には起立性頭痛等の裏付所見なく脳脊髄液減少症の発症を否認した ⑤43歳女子歯科衛生士の7級12号顔面醜状の後遺障害逸失利益を否認し、1,200万円の後遺障害慰謝料を認めた ⑥日常的飲酒・肝障害の41歳女子の両股関節に大腿骨骨頭壊死の後遺障害と被告車との衝突の因果関係を否認した ⑦追突された49歳男子の左肩亜脱臼は初診時に訴えなく事故後約1ヶ月以降に症状が生じたと事故との因果関係否認し、後遺障害の残存も否認した ⑧衝突による打撲等から神経を損傷、背屈困難な下垂足となった58歳女子に12級7号後遺障害を認めた ⑨左足部骨折後の31歳男子の「外傷性扁平足」等を12級13号と認め、67歳までの後遺障害逸失利益を認定した ⑩出合頭衝突3日後には手土産代、1ヶ月で複数の交際費使用その後のゴルフ等、1人会社代表者の後遺障害残存を否認して休業損害130万円を認めた ⑪第4腰椎すべり症の既往有する62歳主婦の休業損害をセンサス平均で算定した額の30%減額を認定した ⑫タクシー客待ち中の行為は「職務の範囲内の行為」とし被告会社の民法715条責任を認めた ⑬63歳女子の日没後の幹線道路で横臥状態での轢過死の減額率60%を下らないと認定した ⑭X車へのY車の追突は青発進後の「不必要なブレーキ操作」としてX車の過失2割を認めた ⑮売買は通謀虚偽表示の疑念等、放火Zに被保険利益認めて第三者放火による約款免責を認定した ⑯Y障害者支援施設からの57歳男子の失踪は自らの意思で断りなく離脱からY施設の過失を否認した