第52回講談社児童文学新人賞で、選考委員はやみねかおる先生の絶賛を受け、佳作を受賞した19歳の現役大学生、みうらかれんさんのデビュー作です。人前でしゃべるのが苦手で、「5分間スピーチ」の順番がまわってくるのが怖くてしかたがない小学4年生の暁音(あかね)が、同級生の男子から落語を教えてもらい、少しずつ変わりはじめます。どこにでもいそうな小学生の成長を、ユーモラスに、感動的に描いたさわやかな作品です。
「何回読み返しても涙が出ました」――はやみねかおる
講談社児童文学新人賞佳作を受賞した、現役大学生のデビュー作!
第52回講談社児童文学新人賞で佳作を受賞した19歳の現役大学生、みうらかれんさんのデビュー作です。
主人公は小学4年生の暁音(あかね)。人前でしゃべるのが苦手で、クラスで「5分間スピーチ」をする順番がまわってくるのが怖くてしかたがない。暁音のスピーチの日、ちょっと変わり者の男子・三島が、機転をきかせて、かわりに落語を披露して暁音を助けてくれる。三島とふれあう中で、しだいに落語の楽しさを知った暁音は、次のスピーチの回で、「寿限無」を話すことを決心する――。
どこにでもいそうな小学生の成長を、ユーモラスに、感動的に描いた作品です。
イラストは大島妙子さんに、登場する子どもたちの表情を豊かに描いていただきました。
新人賞の選考では、選考委員のはやみねかおる先生が特にこの作品を絶賛されました。はやみねかおるファンの読者にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
※小学4年生以上の漢字にルビ付き