十津川警部の妻・直子は
叔母と石川県の和倉温泉に出かけ、
海に身を投げた若い女を助けた。
東京のOL橋本ゆきは、恋人に死なれ
後を追おうとしたのだという。
が、直子が目撃した、ゆきの不審な行動…。
和倉温泉駅から一人のと鉄道で恋路駅に行き、
待合室においてある「思い出ノート」の1ページを
破り取って燃やしたのだ!
一カ月半後、ゆきと婚約していたという
資産家の遺体が奥多摩で発見されたが……。
(恋と殺意ののと鉄道)他、
「会津若松からの死の便り」
「潮風にのせた死の便り」
「四国情死行」
「十津川警部いたちを追う」
の傑作5篇を収録。
日本遺産の地を舞台に描かれた傑作集。