• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1934 2015.1.22

①38歳男子の1級高次脳機能障害主張は脳外傷の画像所見等なく事故2年経過後に極めて重度症状から事故との因果関係を否認した ②会計士を休業してアルバイトの39歳男子の胸郭出口症候群等を否認し14級神経症状としてセンサス男性全年齢平均の4割を基礎収入に後遺障害逸失利益を認定した ③37歳男子2級主張の脳脊髄液減少症は起立性頭痛なくブラッドパッチ治療も不奏功等から発症を否認、頸部痛等の14級後遺障害と認定した ④77歳女子家事従事者の後遺障害を併合12級認定し、センサス70歳~平均の70%を基礎収入に5年間5%の労働能力喪失で逸失利益を認めた ⑤約8年前及び4年前の受傷による14級後遺障害の残存を否認し横転、1回転等から自賠責非該当も神経症状の14級後遺障害を認定した ⑥41歳男子の頸椎捻挫等併合12級後遺障害認め、経年変性を越えるヘルニアの存在から30%の素因減額を適用した ⑦傷病手当金受給中の41歳男子派遣社員の休業損害を否認、12級後遺障害逸失利益は10年間14%労働能力喪失で認めた ⑧症状が半年後であれば因果関係ないとの診断もある外傷性左肩関節周囲炎の因果関係・後遺障害を否認した ⑨将来の手術の具体化は認め難く否認して後遺障害11級の慰謝料520万円で考慮した ⑩停止時に追突されたZ車の後部より前部の損傷大きくブレーキ操作誤りで原告への共同不法行為を認めた ⑪渋滞する青交差点での自動二輪車同士の衝突は直進被告車の進路上に停止の右折原告車の過失を65%と認めた ⑫渋滞高速道路の路側帯から進入の被告自動二輪車と衝突の車線区分線上を60㌔㍍走行のA自動二輪車の過失を70%と認めた ⑬ごく近くの南側に横断歩道のある商店街交差点の北側歩行の86歳女子の過失を12%と認めた ⑭弁護士費用等担保特約による判決で認定された弁護士費用と既払い保険金の合計額が委任弁護士に支払った費用の合計額を超過する場合は保険金支払い義務はないと認定した ⑮事故証明書の無保険普通貨物車の運転者は他者運転危険担保特約保有するYではなく免許停止中のZで保険免責を認めた

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