• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1942 2015.5.28

①事故後4年制大学進学の17歳女子高校生の高次脳機能障害は就労すれば認知障害等が支障来す蓋然性高いと7級4号認定した ②2級1号高次脳機能障害主張の16歳男子は事故直後に母親へ電話、退院後アルバイト・専門学校通学等で後遺障害の残存を否認した ③歩道上を歩行中に13歳男子被告自転車に背後から衝突された原告に過失はないとし、被告両親は監督義務を果たしていないと不法行為責任を認定した ④6歳男子の左足背部瘢痕の自賠責14級5号は労働能力に直接的な影響を及ぼすとは思われず、肢体の美観が就労に影響する職業に就く蓋然性の主張立証もないと後遺障害逸失利益を否認した ⑤第1事故(14級9号)の4ヶ月後の第2事故の後遺障害を否認し、第2事故3ヶ月後の第3事故の14級9号を認め後遺障害逸失利益を否認した ⑥右側通行で赤色灯火に「転じる状態であった」原告横断自転車の過失を65%と認めた ⑦青信号交差点における左折乗用車と衝突死亡68歳男子の「過失は認められない」と認定した ⑧急な無謀運転予見できず、監督指導の立場にない加害車同乗者の被害者への賠償責任を否認した ⑨40歳男子派遣労働者の12級左膝内側半月板断裂等の後遺障害逸失利益を事故前3年間の平均年収を基礎収入に67歳まで認めた ⑩バス乗客53歳男子が乗用車との軽微接触で唯一受傷14級後遺障害を認め心因的要因で7割の寄与度減額を適用した ⑪高速道路走行中の原告車両損傷は同乗者のカメラ撮影等から前方被告貨物車からの砂利落下によるとし被告の一方的過失を認めた ⑫原告ロードバイクで農道を走行中に転倒受傷は原告車の構造が強く影響していたとし、グレーチングが安全性を欠いていたとはいえず設置または保存に瑕疵はないとした ⑬東日本大震災から3日後の火災発生は津波で浸水した車両の電気系統不良による発火とし津波との因果関係を認め約款免責により請求棄却した

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