①41歳女子の自賠責3級3号認定は頸髄損傷及び頸椎椎間板ヘルニア認められないと9級10号認定し5割の素因減額を適用した ②追突された53歳男子タクシー乗務員には頭部打撲、意識障害なく高次脳機能障害の残存を否認した ③25歳男子の12級主張CRPSを否認し非器質性精神障害の14級転換性障害を認定して心因性による素因減額を否認した ④起立性頭痛なく髄液漏出の画像所見等認められず、ブラッドパッチの効果は低髄液圧症候群の肯定、否定双方の根拠とならないと発症を否認した ⑤77歳女子自転車の転落は深さ20㌢㍍の溝付近にカラーコーン等設置なく工事施工業者の過失を認め原告に70%の過失相殺を適用した ⑥乗用車を運転、駐車場内で停止中逆突された79歳男子の頸髄損傷は禁忌な施術からも否認、1ヶ月半で治癒と認定した ⑦90歳女子家事従事者の死亡・傷害慰謝料1,800万円認め、逸失利益はセンサス女子70歳以上平均の7割を基礎収入に生活費30%控除、年金分は同60%控除で認定した ⑧孫と同居し身の回りの世話をする80歳女子の休業損害をセンサス女子70歳以上平均を基礎収入に認めた ⑨20歳女子の11級脊柱変形は軽微で寛解の可能性があり、12級下肢醜状は就労に影響等から10年20%、次の10年10%、その後の10年5%の労働能力喪失で後遺障害逸失利益を認めた ⑩52歳女子の自転車で停止中衝突されての7級後遺障害請求は自賠責同様12級13号認定した ⑪自賠責既存認知症3級3号認定を受ける79歳男子が夜間国道上の中央分離帯から車道進入の過失を3割と認定した ⑫同一方向進行中のA自動二輪車と衝突した被告貨物車に「過失は認められない」と請求を棄却した ⑬駅前ロータリー付近で乗用車と衝突した小走り横断中の原告男子には横断禁止地点横断の過失40%を適用した ⑭23歳女子の14級右下肢の症状は事故から1年5ヶ月以上経過後に発症し他覚的所見認められないと後遺障害を否認し、自転車で信号無視横断の過失75%を適用した ⑮半年前に新価保険にし、更に増額、罹災の保険火災は原告ら共謀の故意放火として保険金請求を棄却した