• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.1957 2016.1.14

①1級1号四肢麻痺を残す58歳男子の介護費を症状固定後日額1万円で認めた ②5級高次脳機能障害の31歳男子プログラマー自営の基礎収入を5年間1,609万円余、その後67歳までは627万円余として後遺障害逸失利益を認定した ③同乗中追突された31歳女子の低髄液圧症候群は症状固定後の診断等から消滅時効期間の経過により請求を棄却した ④赤信号進入乗用車に衝突され死亡した68歳男子年金受給者の慰謝料を事故の責任転嫁等の悪質性から3,000万円認め、生活費控除40%で死亡逸失利益を認定した ⑤介護保険の求償金請求範囲は被害者の過失を控除した給付金を限度とすると認定した ⑥追突された50歳男子の左膝半月板損傷と事故との因果関係を認め14級認定し損傷は事故前から徐々に進行していたと50%の素因減額を適用した ⑦衝突後転倒し、左梨状筋症候群等を負った32歳女子に自賠責12級後遺障害を認めて20%の素因減額を適用した ⑧62歳女子歩行者とY車の衝突はユーザー車検代行業者Zに引渡し中の事故として所有者Wの運行供用者責任を否認した ⑨深夜の国道交差点における普通貨物車同士の出合頭事故は双方赤進入とし、X車進入を容易に発見できたY車の過失を6割と認めた ⑩左後方から衝突された69歳女子横断自転車の赤信号横断が推認できるとして50%の過失を適用した ⑪左折時の原告車の損傷箇所は左後部、被告車は右前部から原告車の過失を30%と認めた ⑫カーボンフレーム等が損壊したスポーツバイク自転車の修理費用を経済的全損から減価償却により算定した時価額の約42万円と認定した ⑬車両保険金等を支払った被保険車両ロータスの左後部の大きな損傷はレース場競技会参加中のスピンによると保険免責とし不当利得返還請求を認容した

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